2013年3月13日水曜日

新しいカメラがやってきた。

みなさん、こんばんわ。
久しぶりの更新となってしまいました。
最近は仕事が忙しくて、Twitterではかなりの頻度でボヤいているのですが(笑)
さてさて、2月末に新しいカメラDP3 Merrillがやってきました。
・・・ついに!という感じですよね(笑)

今回はDP3Mを何故買うに至ったかと言う所をお話ししましょう。

私はSD1導入以降ずーっとこのカメラで撮っていました。
それはSD1が本来撮れるであろう品質の写真がうまく撮れなかったに他なりません。
SD1というカメラで撮影するということは被写体に対峙した時に「それなりの覚悟を決めて」
シャッターを押す必要が有るというのは周知の事実でしょう。
しかし、APO MACRO 150mm EX DG OS HSMというレンズを購入した時から若干その考え方を
変える必要が有ることに気が付きました。
それは「OS」(手ぶれ補正)の効果でした。


紅白梅
「紅白梅」 SD1+APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM

上の写真はしっかりと手持ちで撮ってます。晴天で光量もありました。
手ぶれ補正の入ったレンズは「それなりの覚悟を決めて・・・」という部分の負担が軽減した分、
ファインダー像を分析して写真としてのバランスを考察する部分により注力することが
出来るような状況を生み出してくれました。
つまり、今まで寝ても覚めても三脚一辺倒だったのが、シチュエーションにもよりますが
手持ちで撮る楽しさを味わさせてくれたわけです。
「手軽に撮っても高画質な写真が撮れる。」
なんという贅沢(笑)

さて、僕はSD1の前にSD14を使い続けてきました。
使い続けてきた割には他社に一度だけ浮気したこともあります。
でも長続きしなかった。
他メーカーのカメラを使うと決まって後悔してしまうのです。
「SD14でも撮ればよかったな・・・」と。
結局同じ構図、同じ画角で2台のカメラを運用するのは限られた撮影時間からしても無理があり、
そもそも無駄でしかない事を経験した私は1台入魂の精神で撮ることを決意しておりました。

ところがどっこい(笑)
時の流れはその決意を歪めてしまうものです。

静流
「静流」  DP1S

気が付いたら、気になっていたDP1Sを入手していました。(笑)
そして事実としてSD14で撮ったものよりも明白に高画質なカメラでした。
でも積極的に使う気になれませんでした。

・・・何故でしょう?

何よりも16mmの画角を必要とする被写体がなかなか見つからなかったので使う頻度が少ないですし、
2台のカメラを使い被写体によって分担する事がレンズ交換する作業と比較して面倒と感じていた事もあります。
この印象が強くてDP2MもDP1Mもその画質の凄さは特筆に値すると思っていますが、
SD1とDP1M・DP2Mとセットで持ち歩いた時のハンドリングを考慮するとギリギリの判断基準でしたが見送る(まぁお金もないしw)事にしました。


では何故DP3Mなのか。(やっと本題w)
その50mmという巧妙な画角により「切り取る」楽しさが十分に楽しめる。
Merriillセンサー搭載の究極お散歩カメラ。そしてマクロも使えるぞと。
50mmは人によってはかなり狭く感じられるでしょうが、マクロレンジをカバーしていることからも、
SD1との2台運用時のハンドリングとしては悪くない選択だと思ったことが一番大きいでしょう。
僕の運用としては首にぶら下げるのはDP3Meriillで、
画角的にもっと突き詰めたいと感じた時にSD1を取り出すという感じです。
言ってみれば、DP3は本気撮影にも使えるしロケハンでも使えるカメラという利便性を持つので、
カメラを持ち替える事を差し引いても十分に余りある魅力を持ったカメラだと思えたのです。

 
ではDP3を実際に撮影に使った感想はどんな感じなのかと言いますと、
「撮れたかどうかとても不安に感じてしまうんだけど、撮影後に確認すると撮れている。」というカメラと感じました。
因みにSD1はと言いますと、
「撮れたと思っていても後で確認すると撮れていない時があり、それはどの位撮影に掛ける意気込みが有ったかに左右される。」カメラと言ったら言い過ぎかな(笑)

まず撮れたかどうか不安になるという要素は、背面液晶でピントを合わせて撮影するという部分です。
ホールド性はイマイチなのでブレの心配は常に付いて回りますし、背面液晶ではピントの山が分かりづらいいんです。
でも、帰った後にPCで確認するとちゃんと狙ったところにピントが来ているんです。
実はこれが一番驚いたところなんですね。
ともすれば「こりゃブレたな」と思うシーンでも光さえしっかりと有ればちゃんと撮れてます(笑)
更に連写モード使うと爽快で(笑)


次にDP3の不満点も一つだけ書いておきます。
「シャッターボタンのストロークが少なすぎるので半押しなのか全押しなのかの差が分かり辛く、
 MFでフォーカスリングを回している時に誤って全押ししちゃうんです。」
これはとてもストレスが溜まります。特に夜間で30秒露光をしてる時(笑)
是非、次機種若しくはマイナーチェンジを行う時にはもう少しシャッターボタンの半押し部分のストロークを大きくして欲しいなと思います。(・・・僕だけ?)
MFでピン位置調整している途中でシャッターを押してしまう事が度々あるんですよ。
夜間30秒でこうなると、ノイズリダクションモードに突入するので都合倍の1分何もできません(笑)
なんかだらだらと書いてしまいましたが、以上がDP3Merrillの購入報告です。

最後にDP3Mで撮った写真を・・・

モノクロの食卓
「モノクロの食卓」 DP3 Merrill F2.8



証
「証」 DP3 Merrill F5.6


紅梅
「紅梅」 DP3 Merrill  F3.2


それでは皆様、良きフォトライフをお過ごしください。