以前も似たような事を某サイトで行い、公開してからSIGMAの山木社長にお詫びの呟きをしたところ、山木社長より、「楽しみにしています!」と快諾して戴いたことが有りましたので、久し振りにやってみようかという企画です。
一応、許可を戴いたものと無理矢理こじつけていますので(笑)何かございましたらTwitterで@char2005迄御連絡いただけると幸いです。
それでは私の自己満足系w写真ストーリーの始まり始まり(笑)
7月10日 その日はとても暑い日だった。巷では何処かの気温が最高値とか、暑い話はきりが無い。私は朝から普通に仕事で大汗をかいていた。いや冷や汗だったのかもしれないが仕事の話は秘密だ(笑)
仕事も一段落して、いつもの様にPCの画面とにらめっこしていると、母より電話が入る。
「・・・エアコンのリモコンが壊れたみたいなので汎用のリモコンを電気屋に行って買ってきて欲しい。」
私は了承し、車に財布と何故かSD1とレンズたちの入ったバックを積み込み、愛車に載って出発した。
電気屋での買い物は早々に済まして今からは撮影の時間だ。
我が町は海が近いので最初から海を撮りに行くつもりだった。
だがいざ撮ろうと場所を選定してもなかなか良い所は見つからず、結局は「いつもの海岸」へ車を走らせていた。
いつもの海は私が生まれ育った場所に有り、埋め立ての影響で子供の頃よりも海岸線は遠くなってしまっているが、浜辺も再現されており潮干狩りも実施されている。
まず手始めに砂浜も居れて水平線を真ん中にして撮影開始。
散歩系スナップと時間的制約から今回の撮影は全て手持ちで行った。
まずは最近入手した広角ズームで撮り始める。
使用機材:SIGMA SD1+10-20mm F4-5.6 EX DC HSM | 露出モード:A | ISO感度:100 | ホワイトバランス:カスタム | シャッター速度:1/100秒 | 絞り値:F13.0 | 焦点距離:12 mm |
前景を写し始めると直ぐに「此処の場所での夕景は撮ったことが無いな」と思い始める。
順光で光も丁度良い事からも水面の表情を中心にした物も抑えておきたい。波が打ち寄せるギリギリのところまで近寄り、水面と空の淡暮の色彩を写し込んだ。
使用機材:SIGMA SD1+10-20mm F4-5.6 EX DC HSM | 露出モード:A | ISO感度:100 | ホワイトバランス:カスタム | シャッター速度:1/60秒 | 絞り値:F13.0 | 焦点距離:12 mm |
ふと遠方に目をやると、石油タンク(?)に夕日が当たりオレンジ色に反射している事を見つけた。
早速150mmを装着し、撮影を試みる。
シルバーのタンクに当たる夕日もそうだが、大型のサルベージ船も夕色に染まっていた。
使用機材:SIGMA SD1+APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:A | ISO感度:100 | ホワイトバランス:カスタム | シャッター速度:1/400秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:150 mm |
ところで、潮干狩りが出来るこの海岸。
当然漁業権というものが有り、無断で貝類を捕獲する事は禁止されている。
私はここに訪れるたびに手書きされたこの看板をどうしても撮影してしまう。
潮目はほぼ満潮に近い時だったので、海面が看板にまで達し、「禁止」と書かれた赤色が水面に写り込んでいた。
使用機材:SIGMA SD1+APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:A | ISO感度:100 | ホワイトバランス:カスタム | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:150 mm |
浜辺のに打ち寄せる波を150mm開放で奥行き感が出るように撮影した。
海岸は流木や貝殻やゴミなどである意味殺伐とした光景と感じてしまいがちだが、
美しくない物も全て空の色に染めてしまう。
空は偉大だ。
使用機材:SIGMA SD1+APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM | 露出モード:A | ISO感度:100 |
ホワイトバランス:カスタム | シャッター速度:1/1000秒 | 絞り値:F2.8 | 焦点距離:150 mm
波と空の色を強烈に感化された私は再び広角ズームを取り出して押し波と引き波が交錯する足元のドラマを撮影した。
使用機材:SIGMA SD1+10-20mm F4-5.6 EX DC HSM | 露出モード:A | ISO感度:100 |
ホワイトバランス:カスタム | シャッター速度:1/50秒 | 絞り値:F10.0 | 焦点距離:10 mm
ホワイトバランス:カスタム | シャッター速度:1/50秒 | 絞り値:F10.0 | 焦点距離:10 mm
そろそろ帰えって仕事しないと怒られそうな感じになってきた。
現実の世界はこの素晴らしい光景を何時までも見続けさせてはくれない(笑)
・・・私は急いで機材を鞄に入れ、帰途に就いたのだった。
※ このページに掲載された写真は、X3FをSIGMA Photo Proで現像処理をしたもので、現像パラメーターは自分の感覚にマッチする様に盛大に調整しております。